
周防大島へは松山の三津浜港からちょうどフェリーで一時間。
瀬戸内海に浮かぶ、面積約138 km²、人口約2万人の小さな島です。
日本の海外移民政策がはじまった明治18年から10年間、この島からも約4000人近い人々がハワイへ渡り、その後も交流が深められたことから随所に見られる南国の景色。
そのため周防大島は、「瀬戸内海のハワイ」とも呼ばれています。海がきれいね~。

まず1つは、お寺です。
周防大島の油良に位置する「寿源寺」さん。
今回3人で伺いましたが、私を除いたお二人は、それぞれ、のちにお寺を継がれる住職さんなのです。
今後のお寺の存在意義や、そのあり方を探りながら、境内に「お寺カフェ」を設けているという斬新なお寺を一度覗いて見たいという気持ちで訪れました。

本堂では写経やヨガ教室など、毎日ではありませんが曜日によって様々なイベントも行われています。
誰でも気軽に入れる場所、思わず入りたくなるようなオシャレな空間、これだけで1つの観光地になりそうです。

周防大島は、日本中を自分の足で歩きに歩いた民俗学者、宮本常一の生誕地なのです。

海とともに生きてきた、この土地ならでは息づかいが民具を通して聴こえてくるよう。

昭和はじめの暮らしはこのような光景が各所で見られたんですね。


時代を超えて改めて、日本での暮らし方を教えてくれますね。
思った以上に長居していました。

何せ今回お供して頂いたお二人が、偶然にも「村上姓」ですからね。
繋がりがあるか否かは別として、ご案内しないわけにはいきません。
車を下に止めて、海辺から少し山手に入った畦道を登っていくと、その先にひっそりと見えました。
そしてこちらはその周辺にある「バクチノキ」。
樹皮が剥がれて、レンガ色の木肌が見えています。こんな色ははじめてみます。
それにしても凄い名前、「バクチ」の木って「博打」の木ってこと・・?
周辺には一族のお墓があり、夕暮れの海を眺めているかのようでした。

買い付けでもなく、土曜日どうだった~?に対して釈明っぽいブログなんですけどねヘヘヘ(^_^;)。
個人的にお寺のあり方に興味がありまして、今後の可能性を感じている時に出会った人たちが自ずと意気投合し、ポンポンポンと決まった今回の旅でした。
手づくり市や骨董市、カフェや寺子屋、文化体験、などなど子どもから大人まで、性別も国籍も超えた色んな方との交流の場となりうるこれからの「お寺」に魅力を感じずにはいられません。
「お大師様が見ているよ」
弘法大師の元に暮らす私たちは、いつもそんな言葉を聞いて育ちました。
良いことも悪いことも、みんな大師様はお見通し、なのです。
そんな四国に根付いた文化をこれからも大事にしたいな~とせっせとブログ更新中、
「郵便でーす」
ハイこれねっ!と手渡されて、なんぞやなんぞや・・・裏返してみると?!

今日は何かやられましたわ(笑)
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by karin-since2011
| 2017-03-08 19:02
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