小藪温泉(おやぶおんせん) @愛媛/大洲肱川
夏の燃え尽き症候群、、体から空気がしゅるしゅると抜けております。
まるで受験を終えた生徒のようです・・
が、いつまでも抜けっぱなし、というわけにもいきませんので、定休日、風を感じる場所へ出かけてみました。
大洲市肱川の山あいにひっそりと建つ「小藪温泉」。
(こやぶ)ではなく(おやぶ)です。
肱川に沿って上流へ向かって行きますと、野村方面へ向かう橋の手前の右手に大きな赤い鳥居が見えます。その鳥居ををくぐってさらに2キロの山道を上っていきますと、ポツリと情緒ある建物が見えてくる、そこが小藪温泉です。
この「小藪温泉」、明治9年創業と歴史は長く、木造三階の趣ある建物で、欄干つきの回り廊下が巡らせてある本館は、登録有形文化財にもなっているんだそう。
建物やお庭を眺めてるだけでも心が穏やかになります。
男湯は桧風呂、女湯は岩風呂の大浴場が1つあるのみです。
写真は女湯岩風呂、龍の口からお湯が出ています。
窓の外には四季折々の緑と小薮川のせせらぎを眺めることができ、浴槽1つ、体をするところ4つのこじんまりした温泉ですが、気持ちホッとする。
(ちなみに温泉付近では食事するところはありませんので、予約してない方は肱川の道の駅あたりまでて済ませておくとベスト。電話で問い合わせると、そこで食べてきてねって案内されました(^_^;))
職業柄、民具には目がありません。。「これは何ですか?」
「この地方でよく見られるんだけど、農作業の時に虫が寄ってこないように藁の先に布をつけて、そこを燃やして煙を出すことで虫除けにしているんだ」そうです。余談ですが面白い!
思わず「見てみてーほらほら」と腕の触りっこ。たしかに書いてありました、効能欄の最後に美肌って!
平日の午後、女性風呂は誰もおらず貸切状態でしたので、親子でのんびりゆったりした時間を過ごさせていただきました。
松山市街から下道でも1時間半ほど。
ちょっと足を伸ばすのにオススメです。
小藪温泉(おやぶおんせん)
愛媛県大洲市肱川町宇和川1433-1
0893-34-2007