四海波
梱包を開けたとたん、フワっと部屋に広がる竹の香り。思わず息を吸い込む私。
この何ともいえない、竹の香りと真竹の青さ。
ここのところ蒸し暑かったので、本当にすがすがしい気持ちにさせてくれます。
作り手である勢司さんは、別府の竹工芸訓練支援センターで学んだあと、今は実家のある茨城県で、昔ながらの荒物を中心に製作。
女性一人で自ら山へ入り、真竹を伐り、持ち帰って竹ひごをつくり、編む。
知り合ったのは昨年の6月のことですが、女性が竹の道へ進んでいることにまず驚き、年齢も同い年というところで、さらに衝撃をうけました。
この四海波、大分や別府では昔から編まれているカゴですが、非常に波模様の網目がきれいで、使い方も多様。中に一輪挿しをいれてお花をいれてもよし、お菓子をいれてもよし、ひもをつけてぶらさげてもよし、そのままゴロンところがしてても、もちろんよし。
ひとつそこにあるだけで、涼をもたらしてくれる竹細工。
どうぞご覧ください。(直径15センチ 1,155円)