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手しごと繋がりでお世話になっているNowvillageさんのお誘いで、5/6(土)西予市宇和町へしめ飾り用の「田植え体験」に行ってきました。

松山を出るときはザーザー降りで、一瞬ヒヤッとしたお天気ですが、宇和に到着する頃には小雨模様。
「晴れ男に晴れ女だから、きっと大丈夫!」
なんて顔合わせをしながら、念のため午前と午後の予定を入れ替えて、まずは上甲さんの工房にて「しめ飾りのプチレクチャー」を見学しました。


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もう何度も紹介させてもらっている上甲さん。
とても80歳とは思えない気力、体力、向上心で、稲穂たっぷりの「宝結び」、クラフト細工の「鶴亀」や「藁ぐろ」など、一人で幾つもの作品を製作します。
その細やかで美しい手仕事に、地元だけでなく今や全国各地からお問い合わせを頂くようになりました。



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モノづくりの基本はまず、良い素材と下準備。
よったり編んだりする表立った作業につい着目してしまいますが、実は形づくりをする、その前の”ひと仕事”が大事なんだ言われます。
これはわら細工に限らず、どの分野の職人さんも共通して言われること。

「良質な稲わら」が「良質なしめ飾り」を生み出す。
「そこに一番神経を使うちょるんよ」
少しでも肥えが切れると色が茶色に抜け、選別が正確でなければ仕上がりの良さにひびいてきます。
こまめに田んぼに足を運び、その時々で状態判断。
毎年天候によっても変わってくるので、肥えをどのタイミングでやるかというのは、”経験則に基づく勘”です。
選別を担当されているお姉さんの下仕事も、几帳面なほど正確なもの。


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「こがい仕事みせたら真似されようが言れるんじゃけど、これは誰もよう真似できんけんな」
一瞬で藁をよりあげていく見事な手さばきに一同「お~!!」
カメラがぶれて追いつきません。
普段見ることのできない職人技に引き込まれ、気がついたらみんなどんどん前のめりになって見てました。




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昼食を挟み、午後からいよいよ田植え体験。
みんなの日頃の行い?で雨もあがり、暑くなく寒くなくの絶好の田植え日和となりました。
慣れない田んぼに足をとられながら、中指三本添えて~と植え方を教わります。
両サイドに紐を張り、等間隔に印された赤い目印に沿って植えていく、もちろん私自身初めての体験です。



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上甲さん :「おーい大丈夫かー」
みんな  :「(元気よく)はーい」
上甲さん :「大丈夫かー」
みんな  :「(小さく)はい」
上甲さん :「大丈夫かー」
みんな  :「・・・」

だんだん足腰にひびいてきて、気けばモクモク・・無言で植えてる。
普段の生活でいかに身体を使ってないか、よくわかりました。。。


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できた~!!2時間半かけて田植え終了。
上手くできたかどうかはわかりませんが、童心に返ったような気持ちの良い達成感。
額の汗も爽やかです。
しかし、これだけの広さで2時間以上かかるなんて・・・トホホのホ
「もうこれからお米、一粒も残せないね~」
やってみてそのありがたみがわかります。

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終わる頃には晴れ間も見えてきましたよ。
宇和の景色は山が青々、空も澄んで本当に気持ちがいい。
こういう自然豊かなところには、必ずと言っていいほど良い手しごとが生まれます。

田植えをしていると近所の農家さんが覗きにきたり、おばあちゃんが抱っこして子守をしてくれたり。
世代を超えての交流にも気持ちがホッと和みました。

これから苗がどんな風に育っていくのかなぁ~我が子のように楽しみです。
成長の様子、またお知らせしますね。

田植え体験はこれで終わりですが、ご興味ある方は
第2回、3回のしめ飾りに関する企画会にぜひご参加ください。

上甲さん、Nowvillageさん、ご参加のみなさんありがとうございました。














































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GWも半ばに入りました。
5/6(土)は研修と称して宇和町で「田植え体験」、臨時休業致します。

年末のしめ飾りに使われる稲わらが、どんな風に育つのか。
今年はその過程も一緒に、随時お届けできたらと思っています。

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午後からは上甲さんのしめ飾りプチレクチャーも入る予定。

告知が遅くなりましたが、6日(土)ご興味がある方、参加してみたい方、
いらしゃいましたらぜひお声かけください。


勝手ながらよろしくお願いいたします。


民芸かりん
☎089-989-7395
karin.craftshop@gmai.com












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先日、県南部の西予市宇和町へ行き、しめ飾りを製作している上甲さんから注文していた「箒(ほうき)」を受け取ってきました。

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毎年年末に美しい「宝結び」と呼ばれるお飾りと、鶴亀のわら細工を届けてくれる上甲さん。
その溢れんばかりのバイタリティで、どうしたらより良いものができるか、話題はいつもそんな話に及びます。
改良に改良を重ね、コツコツと作られた「宝結び」は、今や全国からご注文を頂けるようになりました。

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そして今回入荷したこの箒。
年末に作るお飾りの残りの部分を使ったスグレモノです。
「いっつもこれが何かにできんもんか考えよってなぁ~。そうじゃ箒にしちゃろ思うて」
「すごい、少しも無駄にするところがないですね!」
「んじゃろ^^」
モッタイナイが自然と身に付いている、何かにできないかと知恵を絞る、それだけでも暮らしを考えさせられます。
自分の暮らしが小っ恥ずかし~。

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きっちり編まれた美しい銅線は、見ても気持ちがいい、使ってなお、気持ちがいい。
「やるからには良いものを」
作り手の想いが伝わります。
小さいものはサッシなど、大きいものはテーブルなどに。サッサッサッと。
箒は「縁集め」といいますからね、そのまま飾っていても清々しいです。

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29日は宇和町の「れんげ祭り。その時に運行される列車に上甲さんの作った「わらぐろ」も乗るんだそう。
お時間ある方はぜひ、コチラにも足をお運びください。
「2017宇和町れんげ祭り」

上甲さんは80歳を迎えますが、まだまだこの世代の方には教えてもらいたいこと学びたいことが沢山あって、何度でも足を運びたくなります。

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残したい稲藁文化。
買い付けから戻り、さらに自分の住む街を知りたくなりました。
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先週末3日間お休みを頂き、久しぶりの遠出、瀬戸~松本へ出向きました。
木曜の夜行バスに乗り、朝の6時に名古屋着。
飛行機以外、四国は四国を出るまでが長いのです!! 
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まずは愛知の瀬戸本業窯さん。
その佇まいや展示室にズラリと並んだ器から、300年近い歴史の重みと風格が直に伝わってきます。
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そもそも焼き物の歴史は縄文時代からはじまり、その後須恵器へと移り変わりますが、その須恵器に代わり、平安時代には木灰を使用した灰釉(かいゆう)と呼ばれる釉薬が登場することで、実用陶器が始まります。
そして当時まだ他の産地が焼き締めだったころ、真っ先に釉薬をつけはじめたのがこの「瀬戸焼」だと言われています。
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瀬戸焼の中でも、近年新たな手法で幅広い品物が登場していますが、こちらの瀬戸本業窯は一貫して昔ながらの瀬戸本来の焼き物を手がける窯元。
柳宗悦も実際にこの地を訪れたことで民芸思想にも深く関わり、「使ってこその器」という、実用性を大事に今も作陶を続けています。

実はこの仕事をはじめる前の2010年、一度本業窯さんの見学に伺ったことがあるのです。
友人に誘われた初めての瀬戸で、それならば骨董屋さんで見かける黄瀬戸や馬の目皿を作っている、本業窯を見てみたいと訪れました。
工房や以前使っていたという立派な薪窯を見せてもらい、その窯の存在感、重厚感に圧倒されるとともに、ギャラリーでは並べられた使用5年後、10年後、○○年後という時を経たうつわばかりに目がいってしまいました。
今思えば当時の私は瀬戸はどこか遠いもので骨董の世界。その品物を「自分で一から育てていく」という感覚には及ばなかったのですね・・・。
その後うつわに対して「育てる」という言葉を教えてもらったのも本業窯さんだと思います。
買ったときがすでに完成形ではなく、そこからが本来のはじまりで。
毎日の茶渋や煮汁が染み込むことで、うつわに深みを増していく。
時間を経て広がる、唯一無二の景色を楽しむことは、歳や経験を重ねて円熟味を増す人間とどこか重ね合わせてしまいます。
今ではわかる、「育てる」意味。すこしは大人になったでしょうか。


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その夜、松本で連れて行ったもらったカツ屋さんの入口には、偶然にも本業窯の馬の目皿が飾られていました。
時を経て、なお輝くうつわ。

私もここまで育てたい!   


って・・・ん? 地道に育てます。



店頭に並びましたらまたお知らせ致します。



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瀬戸本業窯への道中にある、「窯垣の小径」。
使われなくなった窯道具で作られた「窯垣(かまがき)」見られます。
柳も通ったというこの道、きっちりと割り当てられたわけでなく、無造作に敷き詰められていったというから面白い。
行かれるかたは、コチラもぜひに。
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勝手ながら4/14(金)~16(日)は臨時休業を頂きます。
17(月)は通常通り、18(火)は振替営業しています。

ご不便おかけしますが、よろしくお願い致します。


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昨日の大洲、帝京第五高校付近の景色。
川沿いに束ねられた竹が見事に並んでいました。
物さしにするためにこうして乾燥させてるんだそう。
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「多い時にはもっとここいら(=この辺り)にズラーっと並んどるんよ」と散歩中のおばあちゃん。つづいて、
「私らは尺で習おうてきとるけん、今頃のセンチで言われてもピンとこんのよ」
「何か二ヶ国語操れるみたいでカッコイイ!」
(大笑)
な~んて、こののんびりさが愛媛っぽい。

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隣の放置竹にふと目をやると、こんなことになっていました・・。
お食事中の方がいましたらごめんなさいm(_)m

ではでは、よろしくお願いいたします。
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ぼんやり霞がかっていますが、雨予報の合間を縫って堀端通りの桜さんぽ。
全体的にはもう少し感がありますが、お城の西部、西堀端の入口の桜は満開です。

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朝10時、もっと人がいるかと思いましたが、この辺りはそうでもなく。
花より団子で河川敷や公園に集中か?
年配の方やランナーさんがポツポツと足を止めて眺めていらっしゃるところ。

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今年は開花時期が遅れた分、入学式も華やかに彩ってくれるでしょうね。

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四国の光景、お遍路さん。季節がよくなり、道端を歩く巡礼者を目にするようになりました。近年は欧米を中心に外国の方も多いです。
今朝のラジオでは「四国の県民性は独特だ」という話題。
「なんでなんでー?」ずっと愛媛に住んでると、何が他の県と違うのかわかりません。
温暖気候でのんびりしてる?島国だから閉鎖的?なになにー早く言ってよとラジオの前で待っていると、その答えは「おせったい」なんだそうです。

誰でも優しく受け入れる。間口が広い。
確かに巡礼中には無料で食べ物やお茶を提供したり、休憩所や宿として利用できる場所があります。
巡礼者は「お太師様」とみなすため、見返りなく自然とお迎えする「お接待」という習わしがあるのです。
また巡礼者が自分の代わりとなって回ってくれているという意味合いも含まれます。
ですから信仰心の強いお年寄りは特に、お遍路さん拝むように手を合わせている方が多いですね。
そういった光景を子どもの頃からの見てきましたし、イタズラしたり、怠けてたり、逆にいいことをした時も、「お太師さまは見ているよ」という言葉をかけられてたように思います。
その頃は「ふーん」くらいにしか思わなかったけれど、今になって少し意味がわかる。。
現代の子にその言葉は通じるんだろうか、、はてどうだろう・・?そんなことも考えながら歩いていました。


四国のいいとこ、「お接待文化」。
当たり前のことも外から目線でみてみると、またひとつ違った街の見方ができるのかもしれませんね。
夕刻、雨もあがりました。この土日は桜日和。

早起きして出かけましょう^^
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