カテゴリ:愛媛県美術館( 1 )

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先日、県美術館で開催されている「四国へんろ展」に参りました。
四国霊場を開創したと伝えられている弘仁6年(815)から、今年は1200年目の節目の年にあたります。県美術館では、各札所や弘法大師とゆかりのある寺院が所蔵する国宝4件、重要文化財14件を含む約100件を展示。9月13日までは、三筆の一人である空海の直筆も公開していましたので、これを機にと出かけました。
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今もなお「お大師さま、お大師さま」」と親しみを込めて呼ばれている弘法大師は、774年に讃岐で誕生。
遣唐使の一行として唐の都長安へわたり真言密教を学び、帰国後、真言宗の開創に至ります。
四国遍路のはじまりは正確には判明していませんが、中世の四国は「聖」と呼ばれた民間の普及者たちが海辺や山林などで厳しい修行(辺地修行)をしており、これが四国遍路の祖型と言われいるようです。
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平日にも関わらず、多い来館者。ほぼ年配者で賑わっています。
遍路用語で「お接待」とは、お遍路さんに対して施しを行う慣習のこと。お遍路さんは、「お大師様と同じ」と捉えられ、また「自分の代わりにお参りしてもらっている」という思いから、地元の人たちは自然とお賽銭を差し出したり、食事やお菓子、宿を提供したりするのです。
普段でもおばあちゃん世代になると身近なお付き合いで物をあげたり、お裾分けしたりするときに、「これはお接待だから」と使ったりします。
「これ〇〇、よかったら」
「ええよ、ええよ、うちいつももらってばっかりやし」
「いいから、いいから、これはお接待なんよ」
という感じ。
見返りを求めず、相手に対して自分の気持ちで自然体に動くことなのかと思います。
昨年、東京オリンピックの招致で「お・も・て・な・し」が話題になりましたね。
四国は古くから残るお遍路文化の根付き。
暮らしのなかで、ごくごく当たり前にお接待(おもてなし)をしてきたのですね。

最後に、昭和のはじめジャパンツーリストビュローが発行した、外国人向けの四国のガイドブック。
当時の四国はこのように紹介されてましたよ!

「四国は蝶の形をした、ロマンスの島」

未婚女性が八十八ヶ所巡りして、結婚の成就を願う島。
という意味らしい。
閑静な会場で、唯一吹き出しそうになりました^^

みなさん、ロマンスの島Shikokuで今日もお待ちしています!!
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