カテゴリ:愛媛民藝館( 1 )

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愛媛県西条市の中心部にある愛媛民藝館。
旧陣屋跡のお堀の中に位置しており、古き良き風情のある佇まいで迎えて入れてくれます。(お隣は西条高校)
昭和42年、当時の日本民藝協会長、大原総一郎氏の提唱により建築されました。なかの古い重厚な什器などもその際に姉妹館の倉敷から寄贈されたものを、今も大事に用いているそうです。
入って左が博物館、右が民藝館。

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民藝館入ってすぐの壁面に現れますのは、全国の手仕事マップ。  
ド、ドーン!!
これを見ると、どこで何が作られているか一目でわかります。
ちなみに愛媛は、やきもの、絣、和紙、漆器、編物、竹。
そうそう、今ではあまり聞かなくなりましたが、愛媛は竹が盛んな地域だったのです。
その土地に根付いた手仕事も、今や消えゆくものもあります・・・単に時代の移り変わりと一言で済ませてしまうのも・・・何かもの寂しく、モッタイナイですね。
生活に必要なものも見直して、いいと思えるものに一票いれる・・そんな気持ちで過ごしたい。
改めてそう思わせてくれる場所です。

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小鹿田焼の大壷も入口付近に並んでいます。
深く知っている者も、はじめましての者も、すべてを深く受け入れる。
これらはそこにただいるだけで、誠実な仕事を伝え語っていると思う・・。

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どうぞ写真はお好きなだけー^^というお言葉に甘えまして、パシャパシャパシャ。
ただ今1階フロアでは、西条市出身で現在は砥部町に工房を構えておられるガラス作家、村上恭一氏の企画展を開催中。(~6/1)

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二階は、全国各地の様々な編みカゴが展示されていました。
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その土地に応じた暮らしのカゴが並んでいます。日常で使うには、何とも頑丈で心強い道具たち。
ここに展示されている「衣食住」にまつわる、これら暮らしの道具は「民藝品」と呼ばれます。
「民藝」というと(とくに愛媛では)なかなか聞きなれない方も多いと思いますし、「民藝店」というと、お土産屋さんを連想する風潮もあります。
が、もともとは、
「座敷や床の間に上がることなく、台所などの下働きとして、日々使われてきたもの」
という意味を込めています。
そのため、複雑な機能や装飾は施されておらず、あくまで「用」に徹したもの。
「簡素な美しさ」、「用の美」をまとったものです。
そこには、日常生活からかけ離れた、床の間や余所(よそ)行きではなく、普段の暮らしこそ大事に、美しくという思いが強く込められています。


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さて、戻りまして1階奥は書籍などもあり、ゆっくりくつろぐことができるようになっています。
これで入場料200円とは随分と良心的!
「お遍路さんも時々いらっしゃるんですよ^^」とは、四国ならではのお話も伺い、長居してしまいました。

意外と知られていない県内の穴場スポット。
西条を訪れた際は、おすすめの一角です。


愛媛民藝館
9時~17時 入館200円
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始(12/28~1/3)
西条市明屋敷238-8
0897-56-2110
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