カテゴリ:郷土玩具( 11 )

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11日、宇和島市にある「黒田旗のぼり店」さんを訪れました。
明治37年(1904年)の創業以来、木綿地に手描き・手染めの製法を続ける黒田さん。
雄大な鯉のぼりや漁船に掲げる大漁旗、神社のぼりや武者のぼり、暖簾や法被等々、とにかくカッコイイのです。
店内に入ったとたん、その「静」と「動」の空気感といいますか、生命力、躍動感にグッと惹きつけられます。

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一階の道路に面した広い間口、入ってすぐの畳スペースには、真っ白な縦長い木綿の布がサーっと並べられ、そこで双子のお兄さん勉さんがフリーハンドで見事に文字や図柄を描いていく。
そして隣に併設しているギャラリー奥の階段を上った2階の作業場では、竹ひごで張られたのぼりが吊るされ、弟の健さんや職人さんによる色付け、糊付け、洗浄、乾燥まで行われます。

(※この写真は2階、冬場なのでストーブ入り)

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のぼりは全部で7つの製作工程を踏んでいくんだそう。

子孫繁栄、安全祈願、大漁の知らせ・・
真っ白な布地が人の手によってここまで活きるのは、当たり前のことですが改めてみると、脈々と続いた文化というか、その地に暮らす人々の息遣いが伝わってくるような気がします。

宇和島の景色が見える窓、壁際に整然と並べられた道具、スピーカーから流れる音楽、その1つ1つに感性が刺激されるよう。

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こちらは屋外の槽で糊を落としていく作業中。
海上から目立つように、赤、青、緑、黄色と色鮮やかな大漁旗。

実は私、海辺に近いところで生まれたのにですね、まじまじと大漁旗を見たのがこの工房という、何ともおハズカシヤ・・なのです(^_^;)
(何でもそうだけど、見ようとしないと見えないんですよね~)

その後はすっかり大漁旗と鯉のぼりに魅了され、それ以来どの土地、どのお魚屋さんに行っても見つけると「あっ大漁旗!あっほらほら!」と童心に戻ったように騒いでおります。

特に端午の節句前は大忙しの黒田さん。
以前、宇和の民具館や先哲記念館で黒田旗のぼり店さんの昔の鯉のぼり見せてもらったのですが、木綿ならではの優しくも強い質感に、色どり鮮やかなデザイン装飾。
大きなもので9mはあるよ~という鯉のぼりが優雅に空を舞う姿を想像すると、それだけでワクワクしてしまいました。

いつか天高く青空に鯉のぼりを泳がせたいと想いを馳せながら、、今は汗をふきふき。
黒田さんデザインの手ぬぐいを分けて頂く。

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ピンクと墨黒の2色展開、どちらも「めで鯛」と「牛鬼」がデザインされ、かっこよくて、一石二鳥!

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改めてご案内しますが、今月29日の柳井町かもん夜市にも持っていきたいと思います。

また7/22(土)、23(日)、24(月)は「うわじま牛鬼まつり」もありますよ。

こちらも合わせてぜひ。
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松山で昔から親しまれている、張り子の郷土玩具「姫だるま」が入荷しました。
改めてみると、姿・形・表情と、どれをとっても文句なし!カワイイです。
愛媛では女児の誕生祝いに頂いて、そういえば家にもあるよ~と言われる方も多いのではないでしょうか。

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製作は、明治の初頭。今から約150年前、初代両村庫造氏からはじまり、その後も両村家で代々受け継ぎ、現在は5代目の両村信恵さんによって作られています。
だるま文様には1つ1つ込められた意味があり、頭上には宝珠(ほうじゅ)と雲。

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横の青は、蓑笠(みのがさ)を広げたもの。

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正面は、三つの珠「宝珠(ほうじゅ)・干珠(かんじゅ)・満珠(まんじゅ)」と、烏帽子(えぼし)が描かれています。
こちらの姫だるまは、その昔、神功(じんぐう)皇后が道後温泉を訪れた際に応神天皇を身ごもった姿にちなんで、長年愛媛を中心に良縁や安産、子宝のお守りとして親しまれてきました。

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サイズは手のひらにちょこんと乗るものから、両手で抱える大きさまでの6サイズ。
ぜひ、お友達にお土産に、はたまた自分用にも、いかがでしょう。

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そして意外や意外。
実は姫だるまよりも先にうまれたといわれる「金天だるま」も入荷しました。
ご覧の通り、頭が金色。
お腹には、太陽と松葉が描かれて、こちらも愛らしい表情です。
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6/20付の愛媛新聞(9面/地方欄)に宇和島の張子工房「よしを民芸店」さんと当店を掲載して頂きました。(※近所のおじちゃんがわざわざラミネート加工して持ってきてくれたよ、泣)

想像以上に大きく取り上げて頂いて、朝からビックリ!ありがとうございます。
よしをさんはいつものメガネを外してるし、私はちゃっかり鹿面と写り込んどります。


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以前よしをさんに見せてもらった新聞記事のスクラップ。
「シスコの商店主」って(笑)
昭和3、40年代はこういった手仕事品の全盛期で、生産が追いつかなかったそうです。
国内だけでなく海外からも注文があり評価されていたよう。。
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同じく同工房で作られたブーヤレも渡米したり、と。
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よしを民芸店も先代を筆頭に、多い時には職人さんやお手伝いさんが何人もいたんだとか。
それがブームが終わると一気に衰退、この鹿面はここ何年もお蔵入りとなってしまいました・・。


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でも何がきっかけで復活するかわかりません。
そして今や一瞬で情報が世界に流れていく時代。
SNSの拡散力で、え?大阪?東京?沖縄?今や県外から「鹿」目当てで来られる方もいらしゃいます。

子どもの頃はわからなかったけど、その土地の色があり、そこに深く根付いたものは特色があって面白いですね。

まだ新聞束ねてない方はぜひ、見てみてください。
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松山から約100km南に位置する宇和島市。
宇和島城を中心として栄えた伊達10万石の旧城下町で、宇和海での真珠や魚の養殖業が盛んな土地です。
松山方面から国道沿いを走っていると、トンネルを抜けた直後に海が広がり、これぞ瀬戸内海という穏やかで爽やかな景色が広がります。
あ~気持ちい~、車を止めて背伸びしていると、ちょうどタイミングよく列車がやってきましたよ^^

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さて、今回で2回目の訪問となる、宇和島市内の「よしを民芸店」さん。
地域の民俗芸能に基づいて、お張子で「牛鬼」や「鹿面」などの郷土玩具を製作している工房です。

60年前の貴重な牛鬼を見せてくれました。
牛鬼というと「魔除け」ですから顔の周りに毛がワサッと覆いかぶさった、恐ろしいものをイメージしていましたが、どうも当時は馬の毛が貴重だったのでそんなにつけてなかったよう。。
衒(てら)いのない、いい表情しています。

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先代からはじまったよしを民芸店、現在は2代目宇都宮よしをさんが継承しています。
お話を進めながら、どうしても鹿面の型が気になり、棚の上段にあったもの無理言って下ろしてみせて頂きました。

今はもうこの型は使われていないそうですが、重ねられた和紙が非常になめらかで、画像で見てもわかるように一つの段差もなくツルッツル。
「ほらほら、こういうとこね」
と指さす2代目よしをさん。
時を経てもこうして痛みが少なく、亀裂が少ないのは、いかに先代の仕事が丁寧だったかということがよくわかると言われます。
昭和3、40年はちょうど民芸が右肩上がりの全盛期。こちらの工房も夜も寝る間を惜しんで製作していたそうで、
まだ幼なかった自分は父(先代)が寝ているところを見たことがなかったんだとか。
その尊敬する先代に少しでも近づきたいという想いで、今も製作を続けていらっしゃいます。

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角を付けるとまたイメージが変わりますね。
鹿の何ともいえない表情、愛くるしい。




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今回の訪問ではこのGWで観光に訪れた方たちが、愛媛のお土産にと「鹿面」、「鈴鹿」を買ってくださって品薄なので、追加注文してきました。
幼い時はさほど感じなかったのに、年々その土地のものであるとか、長年続いてきたものの良さを感じるように。。

郷土の良さを見直しながら、また発信したいと思います。



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鈴鹿入荷、お楽しみに。





















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2週間の沖縄やちむん展を終えて、本日より常設に戻りました。
玄関横では、またまた「鹿面」お出迎え。
実は鹿面の(小)と鈴鹿、前回入荷分売り切れまして先日再入荷となりました。
外国の方が買い求めてくれたり、県外の方が「鹿面」目当てに来られたり、何ともグローバルに旅立っています!先代が作り始め、ここ10年は御蔵入りしていた商品だそうですが、再び注目されてよかった。
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一番人気の鹿面(小)。大はちょっと大きすぎ・・という方も、このサイズならインテリアとしてどこにおいてもしっくりはまると思います。
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鈴鹿の白は改良され、前回のものは鼻筋が黒でしたが今回からグレー、代わりに髭がグレーから黒にお色直ししました。
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2cmほどのちっちゃな小鹿も健在です。「男だから手が大きくて、逆にこういう小さなモノの方が時間かかってしまってね」とよしをさん。このサイズでもちゃんと張り子でできています。


通りすがりに目があったら、その日一日ついてるかもね^^(←なーんて根拠はありませんっ)

以前の鹿面ブログはコチラから →  


【鹿面(大)】
顔の幅17.2cm
縦(口から頭まで)19cm
縦(口からツノ先まで)30cm
厚み(顔の盛り上がり)18cm
¥5076-


【鹿面(小)】 
顔の幅10.2cm
縦(口から頭まで)12cm
縦(口からツノ先まで)19cm
厚み(顔の盛り上がり)10cm
¥3024-


【鈴鹿】
顔の幅3.8cm
縦(口から頭まで)4cm
縦(口からツノ先まで)5cm
厚み(顔の盛り上がり)35cm
¥1512-

※通販可。
 価格は税込、サイズは目安です。個体差あり。

お問合せはコチラまで
karin.craftshop@gmail.com
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宇和島のよしを民芸店さんより、鹿面(小)が入荷しました。
先週大手町に越してきて、なんと記念すべきお買い上げ第一号!がこの鹿面だったのです。
○○ちゃんがきっと好きそう!ということでお友達へのプレゼントに選ばれたのでした~
めでたしめでたし。

これまではよしをさんがパーツをつけて持ってきてくれてたのですが、今回は急遽の追加発注。
郵送で梱包をコンパクトにするため、パーツにごとに分かれて納品されてきました。

なので、角と耳は私の担当。
うーん、上手くできるかしら。
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これが鹿面の元の顔です。
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左右相性の良さそうな角を選んで、しっかり穴に差していきます。
グスッ。
そうして外れないようにボンドで接着。
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後ろの穴には赤い耳を差し込みます。
ムギューッと奥まで差し込むよ。

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ジャーン、できました!

仕上り、いいんじゃないでしょうか。
あとは吊るす紐をつけての完成です。パチパチパチ。


宇和島の伝統行事「八ツ鹿踊り」から来ている郷土玩具。
一度みるとなかなか頭から、記憶から離れません。

どこに置く?あちこちお面をかざしながら、天井?・・てそれは怖いでしょ(^_^;)

入って、すぐ横でお待ちしています。
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以前、雑誌BRUTUS(ブルータス)のみやげもんでも紹介された、北九州市の孫次凧(まごしだこ)。
何とも言えぬ表情で並んでます!!

小学校上がる前の子どもに

「ねーねー、これ何に見える??」って聞いたら、すかさず

「マンボーっっ!!」と言うので(笑)

今日はマンボーにしときます(^0^)

小さいので実際には飛ばせませんが、十分かわいいお飾りです☆彡

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左から

カッパ      縦24cm×横15cm    ¥1296-        
セミ       縦24cm×横15cm     ¥1296-
フクロウ     縦18cm×横17cm    ¥1296-
フグ       縦17cm×横24cm    ¥1296-
提灯山笠     縦15cm×横24cm    ¥1296-

手前の四角・通信凧   切手をはると郵送できます
フクロウ  14×14   ¥540-
セミ     14×14   ¥540-

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お内裏様  縦24cm×横17cm    ¥1296-
お雛様   縦24cm×横17cm    ¥1296-


かりん
愛媛県伊予郡松前町中川原413
☎/FAX 089-989-7395
karin☆triton.ocn.ne.jp  ☆を@に変えてください

※ 年末は28日(日)まで、年始は1/7(水)からの営業致します。
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福島の郷土玩具、張子の赤べこくん。
「べこ」とは、東北の方言で「牛」のことです。
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むかーしむかし、福満虚空藏尊圓藏寺(ふくまんこくぞうそんえんぞうじ)というお寺を建立する際に、人々は木材運びに大変苦心していたそうな。
そしてその時、突如として現れた牛の大集団が運搬を助け、無事お寺の建立を手がけたそうな。
過酷な労働の中で、沢山の牛が倒れてゆきました・・・
そんな中、最後の最後まで働き続けたのが、この「赤べこ」だったとさ。
                                        おしまい

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いとうつくし。

小  横11cm×高さ5cm ¥648-
大  横13.5cm×高さ6cm ¥864-
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富山県の手漉き和紙工房、「桂樹舎」より和紙のペン立てです。
型染を施した和紙を紙筒にグルッと巻きつけています。
県南部のこの地方で作られる和紙は「八尾(やつお)和紙」といって、国の伝統工芸品。
和紙といえば文字を書いたり、障子になったりするイメージですが、こちらの和紙は「加工」が目的で、「富山の薬売り」の薬袋やカバンに用いられて、越中の売薬発展とともに成長してきた背景があります。
ただ明治の全盛期を過ぎ、時代は変貌。今、八尾で紙漉きを行っているのは「桂樹舎」1軒のみです・・。
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先代が染色工芸家、故芹沢銈介とともに研究を進めた型染は、いつの時代も色あせず、どこかモダンな印象。今の多様な嗜好の暮らしにも十分にマッチしますね。その上、丈夫で実用的!和紙でクッションや座布団も作られていますから、その強さには自信を持ってオススメします!!
ペン立てに、リモコン入れに、どうぞ今の暮らしに合った使い方でお楽しみください。
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その土地にまつわるおもちゃ、郷土玩具。
お祝い事に購入したり、行った先のお土産だったり、記念だったり。
ぜったい今日の暮らしにないといけないというものではないけれど、あると暮らしが愉しいもの。そんな位置づけだと思います。

で、何が言いたいかといいますと、この間の深夜の揺れのあと、その「あると愉しいもの」を普通に販売できることを改めて嬉しいと思ったのです。今日、明日生きていくのにどうしようという究極の局面で、「いくらこれはイイモノですから、手仕事を残していかないとと」言ってもその前では全く意味がない。食べことがまかなえて、寝るとこが確保されて、ごくごく普通の暮らしが送れているきちんとした生活の土台があってこその嗜好品。その上で、同じ使うなら温かみがあって長く使えるものがいいよね、気に入ったものがいいよね、となるわけで・・・。
暮らしの中で絶対の必需品ではないけれど、「あると暮らしが愉しいもの」。
それらに真摯に向き合う作り手が「生業(なりわい)」として続く国は、改めていいなと感じています。

「なんかこの人形見てるとついニヤケちゃて・・大の大人がね・・自分でもおかしいと思うんですよ^^」

そんな日常に乾杯^^。
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